今回は以前にメキシコに一人旅をした時の記事【実体験】海外の空港で飛行機が遅延!乗り継ぎに失敗したときは?【国際線】の続きになります。カンクン国際空港でレンタカーを借りた時の体験談です。
飛行機遅延でレンタカーの予約がキャンセル
前回の記事でも書きましたが、カナダのカルガリーからアメリカ経由でカンクンへ飛びましたが、機材トラブルや悪天候で、カンクンへ到着したのは深夜0時過ぎでした。予定では17時到着だったので、大幅な遅延です。
“America Car Rental”という会社で18時ごろに予約していましたが、調べてみると営業時間が過ぎています。アメリカで乗り継ぎ待ちの際に連絡を取ってみましたが、返事はなく…現地支払いにしていたので、自動的にキャンセルのような状態に。(メールには取消料について書かれていましたが、なにせ返事もないので、むしろラッキーでした)
ひとつ良かったことは、”America Car Rental”は空港内のカウンターに店舗がないということです。送迎サービスはあったようですが、ピックアップ場所も良く分かっておらず…一番安かったので選びましたが、キャンセルになってよかったなと思います。
とりあえず別のレンタカーを確保するために、空港のレンタカー会社が並ぶカウンターへ向かいます。数社並んでいますが、カウンターにスタッフがいたのは4社ほどでした。その中から”Europcar”という会社を選びました。
事前にレンタカー会社を調べていた時に、この会社も選択肢にあり、それほど高額請求されることはないかと思い選びました。
ところが…
結局色々とオプションが追加され、3日間で7万円ほどの請求になってしまいました…
1日2万と数千円…と考えると、ハイシーズンの日本でもあり得る話か…と諦めましたが、America Car Rentalでは3日間で2万円ほどレンタルできる予定だっとので痛すぎる出費となってしまいました。
高額出費の内訳

なぜこんな高額になってしまったかというと、オプションサービスをほぼ全てつけてしまったことが原因として考えられます。
事前に調べていた情報では、メキシコでは事故や盗難が多く、保険は全てカバーされている方が良いことや、ガソリンスタンドでは英語が通じず、セルフサービスもないため、スペイン語を覚える必要があることなどが書かれていました。
そのため、保険は全てカバーされるもの、ガソリンも満タン返しなしを選びました。その上空港から店舗までの送迎サービスも付けたので値段が高額になってしまったと思います。
深夜でSimカードもまだ無かったので、とりあえず何かあっては大変と思考が停止していました…
ただ良かったこととしては、Simカードがなかったので、ナビを付けてほしいと頼みましたが、スタッフに必要ないと止められました。そこは止めてくれてよかったなと思います。Simを契約していればGoogleMapが使えますし、カナダでもそうですが、外国のナビはあまり機能しないことが多いので付けていない人がほとんどです。個人的にはナビは必要ないと思います。(GoogleMapが使えれば大丈夫。)
メキシコの交通事情

ホテルまでの道は簡単だからと、地図をもらいなんとか自力でたどり着きました。実際にほぼ1本道のような感じでした。ただし道路標識は全てスペイン語なので、空港から出るのに迷い、空港内の道路を2周する羽目になりました…笑
そうなんです…当たり前ですが、道路標識は全てスペイン語です!笑
英語での表記はありません。のちにSimカードを購入しGoogleMapが使えるようになったので、そこまで苦労はしなかったです。
また日本の交通状況に慣れている人からすると、メキシコの交通状況はかなり混沌としています。
その後訪れたメキシコシティの交通状況から比べると、観光地であるカンクンは比較的穏やかだと気づかされましたが、日本に比べるとかなり違うことを覚悟してください…
一番驚いたのは、高速道路で普通に人が横断して行くということです。また、至る所にスピードバン(スピードを抑制するための装置)が設置されており、気づかずに通り過ぎると車体にダメージを追うはめになります。(高速道路の途中でも出てきます)。また、道路も日本ほどは整備されておらず、デコボコになっていたり、大きな穴が開いていることもあります。
幸い窓を割られて盗難されたり、事故などには遭わなかったので良かったですが、日本と比べると交通状況は良くないので、保険は万全を期しておく方が良いと感じました。ですので、今から振り返ると全てカバーされる保険に入っておいて良かったなと思います。
またメキシコは日本とは違い、左ハンドル、右側通行です。最初は戸惑いますが、この辺は次第に慣れます。
またレンタカーをして良かったなと感じたのは、カンクンの公共交通機関があまり良くなさそうだったことです。どのバスも満員電車のように人が乗っており、乗り心地は良くなさそうだったことです。高温多湿なカンクンで窓が全て開いており、冷房も効いていなさそうでした。節約できたかなと思いますが、1人で乗るには少し勇気がいる感じでした。
タクシーも選択肢にありましたが、毎回タクシーに乗って値段交渉をするとなると相当な労力を要します。さらにスペイン語も話せないので、選択肢からは外れました。
Uberはその当時、地元タクシーの反発など様々な問題があり、使えない状況でした。色々な状況を鑑みて、レンタカーを借りて良かったなと思っています。
”ガソリン満タン返しなし”オプションは必要か?

ガソリンについてですが、そこまでスペイン語を話せないことを恐れる必要はなかったのかなと思います。空港やホテルのフロント以外ではほとんど英語は通じず、皆スペイン語で話しかけてきますが、身振り手振りでなんとか乗り切れました。しかも観光地なのでスペイン語を話せない外国人に慣れているようで、皆親切だったのでとても助かりました。(もしかしたら、ぼったくられているのに気づかなかっただけかもしれませんが…笑)
ただし、セルフではないため、窓拭きのサービスなどにはチップを払う必要があるようです。ガソリンの補充だけでは必要ないようですが…もし挑戦したい場合はご自身で良く調べてから行ってもらうことをお勧めします。
幸い、車がハイブリッドであったことと、運転したのはカンクン市内、トゥルム遺跡くらいだったので、3日間でガソリンを補充する必要はありませんでした。ガソリンスタンドに行くのが不安な人は満タン返し不要を選んでもいいかもしれません。
まとめ
結論として、
値段はさておき、サービス的には満足いく結果でした。
1日2万と数千円…というのも、安全・安心をお金で買った、観光地なら仕方ないと諦めるなら妥当かなと思います。(メキシコの物価からすると破格ですが…)
慣れない一人旅、スペイン語を話せない状況からすると当然の結果かなと思います。スペイン語がある程度わかる人、慣れている人はもう少し値段を落とせるかなと思います。また事前予約がキャンセルになってしまったのも大きいです。
現在はUberを使えるようになっているようなので、Uberを使うという選択肢もあります。またツアーもあるので、それを利用するのもありだと思います。
自由に動きたい筆者としてはレンタカーは良かったなと思います。
反省点としては、
・eSimを事前に購入しておけば良かったこと。
・空港内にカウンターが設置されているレンタカー会社を選べば良かったこと。
です。インターネットが使えれば、翻訳機能や、GoogleMapなどが使えるので、最初にそこまで困らなかったなと思います。また空港内にカウンターがある会社であれば、遅延などが発生しても何とか対応してもらえたかなと思います。
以上がカンクンでのレンタカー体験談でした。これはあくまでも筆者の経験からの一つの意見に過ぎませんので、参考程度に考えていただければと思います。
もし行かれる際はしっかり事前に調べていただいて、ご自身にあったプランを選んでください。
コメント