【実体験】海外の空港で荷物を紛失した時の対処法【ロストバゲージ】

海外

海外の空港で預け入れ荷物が紛失してしまった時の対処法を、実体験をもとにお伝えしたいと思います。

カルガリー空港までの道のり

ワーキングホリデーのため、カナダのカルガリー国際空港を目指していた時のこと。

カナダに行く前にクロアチアに旅行しに行くと決めていたため、クロアチアから、パリ⇒モントリオール⇒カルガリーとトランジットしながらカルガリーに到着する予定でした。

パリの空港では入国審査と手荷物検査場がかなり混雑しており、楽しむ余裕もなく出発。モントリオールでは、2時間ほどの乗り継ぎで、さらにビザを発行してらう必要がありました。ビザの待ち時間は1時間強もかかり、カルガリー行きの飛行機には、ファイナルコール(最終呼び出し)で間に合うというギリギリさでした。

やっとの思いでカルガリー空港に到着。あとは荷物を受け取ってホテルに向かうだけ・・・

しかし、いくら待っても自分の荷物が出てきません・・・

1つだけ残された誰かのスーツケースが2回私の前を横切ったところで、自分の荷物が紛失したことに気づきました。

カルガリー空港でロストバゲージ!

ロストバゲージ(荷物紛失)の事実に絶望しつつ、周りを見渡すと、同じような人が2,3人います(笑)若干安心しながら、対処方法を必死に探します。

見渡すと、近くに荷物に関するカスタマーセンターがあったので、とりあえず並んでみることに。

(これは知人から聞いた話ですが、ヨーロッパから北米への乗り継ぎは、荷物だけでなく色々と問題が多いようです。私は今回モントリオールからWest Jetというカナダの航空会社を利用。さらにWest Jetはロストバゲージに関してもトラブルが多いようです。)

前に並んでいた男性はどうやらCalgaryにはトランジットで来たようで、明日NYへ飛び立つようです。NYの滞在先に荷物を送ってほしいと頼んでいるようです。(私のリスニング能力も十分ではないので、定かではないですが・・・)

ホテルに送ってもらえることに少し安心しつつ、

いよいよ私の番が来ました。女性のフレンドリーなスタッフでやや安心。私のつたない英語で説明し、ロストバゲージしたことを理解してくれます。

その後は、私の荷物がどこにあるのかなど調べるため、簡単な情報の聞き取りがありました。

・名前、電話番号など個人情報

・荷物の色、形、特徴など

・滞在先の情報

また、もし荷物が見つかった場合に、滞在先に送ってほしいのか、自分で空港に取りに来るが良いかどちらがよいか尋ねられます。

数日ホテルに滞在する予定でしたので、ホテルに送ってもらうように依頼。

(結局ホテル滞在中では間に合わず。新しいアパートメントに引っ越すこともあり、早く荷物も受け取りたかったので、後日空港に取りに行く羽目に・・・)

もし旅行の場合でしたら、滞在期間中に帰ってこなさそうであれば、日本の住所に送ってもらうことも可能です。

その後手続きを済ませ、自分の荷物の照会番号のようなものをもらいます。そして空港に戻ってきた際にはまた連絡するので安心してほしい旨を伝えられます。

幸い少しの衣類は手荷物カバンに入っていましたが、歯ブラシセットなどはスーツケースに入れていました。

泣く泣くホテルへ向かい、ホテルのフロントにもロストバゲージした旨を伝えます。もし荷物が到着するのが分かったらフロントに伝えてほしいとのこと。何も言わないと、荷物が何か分からず、放置されてしまうからとのことでした。

また後から分かったのですが、航空会社によっては、滞在に必要な緊急のキット(歯ブラシやシャンプーなど)をくれるところもあるみたいです。私は知らずに尋ねられませんでしたが、聞いてみるといいかもしれません。

オンラインで状況把握

ロストバゲージでかなり落ち込んでおり、状況も良く分かりません。

しかしWest Jetのサイトを見てみると、荷物のステータスをチェックできるようでした。照会番号やフライト情報などを入力してログインします。

Lost, delayed or damaged baggage claims | WestJet official site

ここから確認できます。

また情報が更新された場合にも、自分のメールアドレスに連絡が来ます。

私の場合1~2日後に、モントリオールの空港に置き去りになっていることが分かりました。そこからカルガリー空港に届けられ、結局荷物が確認できたという連絡が来たのは4日後でした。

おそらくモントリオールの乗り継ぎが短く、積み込みが間に合わなかったのかもしれません。

ひとまず荷物が戻ってきたことに安心しつつ、しかしまだできることがあることに気づきます。

経費の返済申請

荷物を紛失していた間にかかった経費(シャンプーや下着類の購入費)を航空会社に請求できます。

上記と同じページから”SUBMIT REQUEST FOR REIMBURSEMENT”というページに飛びます。

ここから、紛失中にかかった経費の返済を申請することが出来ます。

英語は難しい方はchromeで開くと自動的にページを翻訳する機能がありますので、そちらも活用してみてください。

必要情報を入力して、レシートの写真を撮って添付します。プリンターがなくても、スマホで写真を撮って添付するだけでOK。ただし、ファイルの容量に制限があるため、容量オーバーな場合は、アプリなどを使って、制限内に収めてください。

ちなみに、私は、シャンプーとコンディショナー、歯ブラシセットなど合計$50程申請しました。

申請金額にも規定があり、West Jetの場合は

・48時間以内に荷物が戻ってくる⇒~$100

・48時間以降に戻ってきた場合⇒追加で$150~250

となっています。航空会社によって違うので、ご注意ください。

ちなみに、この申請が受理されたメールが来たのは約1ヵ月後。さらに銀行振り込みされたのは約2週間後でした。

かなり時間がかかるため、気長に待ちましょう。

もし海外旅行保険に荷物紛失のサポートが含まれていれば、そちらも併せて申請しましょう。

以上が私の初ロストバゲージ体験談と対処法でした。ほとんどの荷物は手元に戻ってくるので、焦らず落ち着いて対処することが大事だと実感した、貴重な体験でした。

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